2013年

11月

20日

柔術の帯について          武道 青葉区

 ブラジリアン柔術の帯制度は、他の武道とは少し違います。昇格していく色の順番は柔道と同じなのですが、昇段試験がありません。昇格は主に、各道場の先生が「認定」という形で行います。協会や連盟が行う昇段審査で帯が決まる訳では無いので、基準は道場によって異なりますが、だからこそ基準を厳しくしている所も多いようです。ある意味、道場を背負う事になるので。

 大会は、帯、年齢、体重で分れて行われます。ただ、体重に関しては無差別級が有ります。年齢枠については、アダルト(一応19歳~29歳)という枠が無差別的な枠になっており、30歳以上がマスター、36歳以上がシニア、シニア2、シニア3と分れて行きますが、マスターやシニアの選手がアダルトへ挑戦する事は可能ですが。19~29歳の選手はアダルトにしか出れません。

10年近く前、当時世界に3人しか認定されていなかった赤帯の先生と、自分の知人が食事をする機会があり、何故、柔術の試合は帯色を混合でやらないのかと、質問したそうです。以下先生の回答。

「もし帯の色を分けずに試合をすれば、下の帯の人が勝つこともあるだろう。それではだめなんだ。色帯と言うのは、その人の努力を表しているものだ。その努力に対しては尊敬を持たなくてはならない。そういう秩序を守って行く為に、試合は帯の色を分けて行っている」

知人は「素晴らしい。さすが赤帯だ!!」と感銘を受け、大絶賛していると、先生も気を良くしてくれ、記念に何か頂ける事になったそうです。そして恐れ多くも、「じゃあ先生の巻いている赤帯が欲しい」と、言うと、かなり躊躇しながらも、頂けたそうです。恐ろしい話です。

そして数年後、「柔術をやっていない自分が持っていてはいけない」と言い出し、現在は我が道場で展示しています。

 

 武道においての黒帯の由来を。昔は、それこそ大昔は白帯しか無かったそうです。日々稽古を重ねていくと帯は汚れていきます。日々稽古を積んでいる人は当然強い。なので、帯の汚れが実力を表す基準になり、黒っぽい帯の奴は強いだろうとなったそうです。