世紀の番狂わせ
このフレーズに違和感が無い、格の違う両者の決着
後出し全快で言いたい事言っちゃいます
オヌマは圧倒的に堀口選手が勝つと思っていました
更にさかのぼって言えば、キザエモン戦もケイプ戦も負けると思って見ていました
そう考えると、彼は毎度しんどい相手をなんとかして来たわけで、
今回もいつもと違わない状況で試合に挑んだんでしょうね
始まって驚いたのがスピード
あれ、堀口より早い?
そして、誘いにもフェイントにも見向きもしない
明らかに今までの選手とは視点が違う
オヌマは指導中、戦いを運転に例える事がちょいちょいありますが、
高速の合流、多くの車に目が行き過ぎると戸惑いますが、
入れるスペースが見えればスムーズに合流出来ます
結果、無駄が無い分最短です
しかし、多くの車がビュンビュン走る中、キョロキョロするなと言うのは無理
しかし不必要にビビらなければ、接触する可能性の無い車には惑わされない
朝倉弟は、過去の選手と比べて最も誘いやフェイントに乗らなかった
と言うか、眼中にすらない感じ
瞬間瞬間の動きを見ると朝倉選手の方が早く見えました
勝負を決めた最初の一発は、堀口選手が天心選手に効かされた時の入り方
オヌマ的に、そこはウィークポイントと言えない程度の癖だと思っていましたが、
彼ら程の選手からすれば、きちんとワンチャンスだった訳です
10カ月ほど前、有名世界王者が在籍する打撃のジムの会長と食事をしました
「RIZINの朝倉(兄)って凄いね。フェイントの入れ方が天才的だよ。○○(チャンピオン)にも映像を渡して参考にさせているよ」
半年くらい前には、多くの有名キックボクサーを育てたトレーナーから電話があり
「あの朝倉(兄)って選手の先生は誰ですか? あれだけ才能のある選手に教えられるトレーナーって居るんですか?」
と、共に兄を絶賛していました
地力こそ発展途上ですが、異常な千里眼を持ち、計画力と実行力で、難敵を打ち破って来た兄弟
堀口選手の敗因はもう一つ
ゴン格の対談で、朝倉兄とマススパーをしてしまった事でしょうか
その頃は対戦候補の兄ではありませんでしたが、兄はきちんと持って帰った筈です
対堀口のデータを
今回、朝倉選手が勝った事でRIZINのステージが一つ上がった気がします
堀口選手のようなメジャーリーガーが参戦するのと、
生え抜きの選手が覚醒してトップに躍り出るのは違う
米国で最先端のトレーニングを積む堀口選手に
兄と、周囲の人たちの協力を得ながらトレーニングを積む朝倉選手が勝ったのもロマンがある
スターが誕生する兆しですね
オヌマ的には格闘技が盛り上がれば良いので、どちらが勝っても良いのですが、
再戦は堀口選手に勝って貰いたい
そして、堀口vs朝倉兄の対決を実現させて貰いたい
と言うのも
矢地選手との試合で見た体格差、
あれは一階級以上です
弟と被らない階級で戦って来ただけ…
そんな兄貴に見える
しかしながら、次回の勝敗は全く読めない
その上で予想起てるならば・・・
7:3で朝倉か?
決戦は大晦日