イチ流の懸念

「01年にアメリカに来てから19年現在の野球は、まったく違う野球になった。

頭を使わなくてもできてしまう野球になりつつある。現場にいる選手はみんな感じていることです。

これが今後、どう変化するか。次の5年、10年、しばらく流れは止まらないと思う。

本来は野球というのは、頭を使わないとできないスポーツなのに、そうでなくなってきているのが、どうも気持ち悪い」

 


 これ、我々の業界とまったく一緒の状況なんですよね。

頭を使ってないとは言わないですけど、パワーで押しきる世界になってしまったなと。

我々のようなチビで非力な選手は置いていかれる時代になってしまったんで。

 

**引用終了**

 

上記はイチロー選手の引退のコメント。

それに対しての丸山茂樹プロゴルファーのコメント。

 

各業界、同じ懸念が持たれているようです。

数年前、柔術の聖地浅草で有名道場の先生と同じ様な話をした覚えがあります。

 

「最近の米国野球はさぁ…」

 

ではなく、柔術の話でしたが

 

 

 

スポーツの祭典オリンピック。第一回から30年後には冬のオリンピックもスタートしました。

 

しかしながら、雪の降らない国って世界中にどれくらいあるか。

現在の国連加盟国は190~ですが、その内100以上の国に雪が降らないんです。

 

国連加盟国の半分以上の国に雪が降らないにも関わらず、世界のイベントとして開催される冬のオリンピックに対し、「おかしい」「フェアではない」という意見が多くあります。

 

実は、政治とスポーツって表裏一体です。

白人至上主義から始まった国連、オリンピック。時を経て有色人種の台頭し、降雪地域に住む白人が優位の冬季オリンピックが開催されました。

 

その観点から見ると、歴代王者が全て日本人という超長距離の100Km走がオリンピック競技になるとは思えない。

自国が有利にならない種目の競技化には賛成しないのが常。

 

高梨沙羅選手の出現でルール変更が繰り返されたのも記憶に新しい。

 

 

パワー優位に協議が変わって行けば、小柄だけどスタミナと器用さに優れたアジア圏の選手は活躍できない。

 

でもスポーツはパワーだけでは勝てない。当然技術が必要になって来ます。

当然一流選手たちは技術はありますが、タイミングや戦術で出していた技術を、制限された時間の中でパワーで押し出すような風潮になっている。

これが各界の指導者の懸念する点。

 

 

 

剣道がオリンピックに無い理由。

実は剣道連盟にはオリンピック競技へという要請がありました。

 

剣道はスポーツではない。敗者の前でガッツポーズをするような風潮にはそぐわない。

そういう理由で断ったそうです。