年末格闘技 NIPPON FIGHT 魔裟斗vs五味

 巷では「年末格闘技」なる言葉が使われ出しているようです。一頃前、大晦日に格闘技イベントが乱発し、多い時は3局で放送されました。RBでも皆で集まり、テレビ2台並べてスカパーと民放を流し、その後初詣に出かけるなんてパターンでした。

膨らみ過ぎた風船が破裂するように年末の格闘技イベントは放送されなくなりましたが、その間はボクシングが年末興行を仕掛け大成功。そのお蔭で年末=格闘技というイメージが定着されたのだと思います。

 

今年の年末格闘技は以下

・RIZIN

・NIPPON FIGHT

・ボクシング

 

自分が最も楽しみなのは魔裟斗vs五味です。

このカード、欲を言えば両者の全盛期に見たかったです。そう言う意味で今更だとか、KID戦に比べてストーリー性がないとかの意見も有りますが、ストーリー性は有るに越した事はないですが、無くても良いんです。見れないよりよっぽど良い。見たいものは見たい。

当日、この両者がリング上で向かい合う姿は想像を上回る興奮を与えてくれる筈です。ストーリー性がと思った人も、絶対ドキドキワクワクする筈です。

 

この両者、似て異なるというか、異なっているが似ているというか、まず言えるのは、間違いなくガチガチの試合になると思います。

体格的にも年齢的にも変わりません。技術的にはもちろん魔裟斗選手ですが、一発で倒す能力に掛けては五味選手も負けていないというか、上回るものもある。

そして、完璧主義者の魔裟斗選手は眠れないほど緊張感を持って仕上げて来るでしょうし、間違いなく去年より強い筈。逆に五味選手は、この数年で最もモチベーションの高い試合になっているのではないでしょうか。

 

選手にとっての引退試合というのは卒業式みたいな面が結構あって、「もう無理だろう」と思ってからの試合ですから結果が二の次になる事も少なくありません。

しかしながら魔裟斗選手の引退試合は、その日が全盛期という様な試合でした。通常K-1は3Rですが、その日は5Rで行い、過去負け越している、間違いなく全盛期であったアンディ・サワーと対戦し、5Rノンストップで動き続け勝利するという、引退試合どころか集大成の試合をやってのけました。これはとんでもない事。

 

格闘家の引退というのは、肉体的な事よりもモチベーションの低下が原因で有る事が大半です。逆に、勝ちに最も影響するのもモチベーション。

若かりし頃の五味選手は、モチベーションの高い試合ではとてつもない試合をやってのけています。三島選手とのタイトルマッチの日に「今日負けたら仕方ないねって。くらいやって来た」という清々しい表情でインタビューに答えていましたが、寄せ付けない強さでした。寝業が苦手な印象ですが、人生を左右するような大事な試合では寝技の選手にも何度も勝っています。五味選手、全てをぶつけて来そうです。

 

1999年にハワイで行われたスーパーブロウルという大会に五味選手が出ていました。自分は現地で見ていたのですが、対戦相手がハワイの英雄ステファン・パーリングという事もあり、入場から凄いブーイングでした。

その選手を圧倒的にねじ伏せ、更なるブーイングを浴びながら彼が取った行動は、コーナーポストに上りブーイングに向かって耳に手を当てての挑発。「コイツ殺されんじゃねーか?」と、びっくりしたのを鮮明に覚えています。

 

全盛期ならばこのカードだけで武道館は軽く埋められたでしょう。今回は会場に行きたい気持ち満載なのですが、ライジンも見たいし、ボクシングも見たいのでテレビ観覧になると思います。

 

年末が楽しみです。