恐ろしい事が起きました

 嫁殿とバラエティ番組を見ていた時の事。半年以上前の行列の出来る法律相談所の録画。内容のほとんどが法律に関係なく、普通のバラエティ番組です。だからマジシャンも登場します。

 

その回は石原慎太郎氏が登場し、マジシャンがブレインダイブなる恐ろしい能力を炸裂させていました。脳に入り込んで中身を当ててしまうという超能力です。

自分は石原さんは好きですが、マジックを躍起になって見ると疲れるので、だらしない格好でのんびり見ていました。

 

まず、石原さんにマジシャンが1~100の好きな数字を頭に浮かべてくれと言います。

そして頭の中身を読み取ったマジシャンが数字を紙に書く。ここで実際に筆記します。

石原さんが正解を言うと、マジシャンが書き終えていた紙を裏返し、正解の7が出ました。

勿論会場は大盛り上がりで、自分は「やっぱコイツすげ~」と、楽しく視聴していました。

 

次に、女優さんに人物の名前を頭に思い浮かべてくださいと言い、それも的中。

 

次は石原さんと女優さんの間にマジシャンが立ち、石原さんと女優さんの脳をリンクさせるとの事。

石原さんに目を閉じて貰い、魔法を掛ける様なしぐさで石原さんの顔を覆うように手を回します。この時石原さんには一切触れていません。

次にマジシャンが女優さんの鼻に触れながら

「体に何か感じましたか?」と石原さんに質問すると、鼻に触れられたような気がしたと回答し、会場はドッカンと盛り上がりました。

 

「分かった‼」

 

といきなり嫁殿が言いました。

ブレインダイブは超能力なので、タネがあるとは思っていない自分は、悪行がバレたと思い大焦りです。しかし、こちらから先に謝るのも墓穴を掘る可能性があるので平静を装って見ていると、マジシャンが再度同じ技を披露し、「次は顎に触る」と、嫁殿が言い、マジシャンは女優さんの顎を触り、石原さんも「顎」と言っていました。

自分は驚きと同時に、安堵をも得ました。

 

何故分かったのかを聞くと、説明の前に「最初にやった数字を当てるのも分かったけど、その後の名前を当てるのは分からなかった」との回答。

 

同じ、頭の中に描かれている字を書き写しているだけなのに、汚い字と綺麗な字で有る事がおかしいと思わない?

 

たしかに名前の字はいびつではなかった。

 

数字を言葉で言いながら発表したにも関わらず、イメージを書き写した要ないびつさがおかしいと思ったとか。

書き終えた紙を両手で持ち、書いた面はお腹に向けて隠します。手が塞がっている先入観を植え付け、腹辺りに仕込んであるであろうペンで石原さんが回答を言った瞬間に「紙を微妙に動かして記入したように見えた」との事。たしかに、スローにするとそう見えます。

綺麗に書かれていた方は分からなかったとか。書いた内容を発表したタイミングも違ったからと。

 

そして、触った件。

石原さんに目を閉じさせて女優の鼻を触った際、今から女優さんの体を触りますとは言っておらず、目を閉じて何も分からない石原さんは、自分に感じた「顎に…」と言っただけ。

要は、透明な糸を手で持ち、触れないフリをしながら糸が石原さんの顎に触れていて、女優の意識がリンクしたのではなく、本当に石原さんに触れていただけ。

コレ

実はこの糸、ラスベガスのマジックショップで、セミナー付きで50ドルで売っていました。

本当に見えない糸で、ワックスという粘着剤であらかじめ自分の体に垂らしておきます。それを親指に引っ掛けてコントロール。

カードが空中を待ったりする手品は1週間でマスター出来るという商品。

 

自分もセミナーに参加したので、その糸の凄さは知ってたのであっさり納得。

 

 

しかし恐ろしい女だ…