2016年

5月

27日

核兵器無き世界へ… か

 アメリカのオバマ大統領が広島の平和記念公園にて献花をし、「核兵器無き世界へ」と訴えました。

 

無理でしょう。

 

原爆を投下した当事者国であるアメリカの大統領が来場し、献花し、原爆被害者と対話した事は歴史的ニュースです。しかしながら、核心的な部分への発言は徹底的に避けており、被害者である日本国民として評価する事は出来ない内容でした。

 

核兵器無き世界は実現するでしょうか。現在、世界には約10ヶ国の核保有国があります。そして5ヶ国以上の核兵器共有国が存在します。核兵器共有国とは、自身は持ってはいないけれど、いつでも使える様に所有国と契約が出来ている国です。

 

現在、核兵器を保有する事は最大の戦争抑止と言われており、保有国が、保有後に他国からの攻撃を受けた事実が有りません。北朝鮮の対米を見ても分かる様に、強い発言力も発揮します。

 

まずは率先してアメリカが核兵器を放棄する事から始めて貰いたい。国際法において戦争自体はやむを得ず認められておりますが、核兵器の使用は認められておりません。

しかし報復権という権利が認められており、攻撃を受けた国は同様の報復が認められています。

つまり日本は世界で唯一の被爆国で有りますが、核兵器による攻撃権を有している国でもあります。しかし日本は報復をせず、核兵器を保有せず核兵器廃絶を訴えています。

 

北朝鮮へ核兵器の開発を中止するように忠告しているアメリカ。対して北朝鮮は「アメリカが核兵器を放棄したら開発を止める」という趣旨の回答をしています。

北朝鮮が本当に止めるかは疑問ですが、現在も戦争中(休戦)である北朝鮮と韓国、韓国と共闘している核兵器保有国アメリカに武器の開発を止めろと言われて止める訳がありません。筋論だけで言えばアメリカの負けです。

 

もうすぐ任期を終えるオバマ大統領。戦後最もアメリカを弱体化させた大統領として国内批判も多い大統領です。それだけに、次期大統領候補の発言は過激になっていますし、国民も強いアメリカの復活を望んでいます。

しかし、広島へ来て被爆被害者と抱擁をした事はオバマ大統領だからこそとも思います。最後に爪痕を残す為、アメリカも放棄するべきだと強く宣言するべきです。評価はそれからです。