どえらい事が起きていたんです

 昨日、たまたま「ワールドビジネスサテライト」を見ていると… というか点けていたら、驚きの次世代燃料の話が出ていました。聞いた事がある人もいると思いますが、エマルジョン燃料というモノです。これは非常に明るいニュースです。

 

軽油1に対して水を1入れ、エネコホールディングスという会社が開発した特殊な界面活性剤を入れると、なんと軽油と同じ燃焼効率の燃料が出来上がります。

除雪作業をしている会社が除雪作業を行う車、重機に使用したところ、燃費、パワー共に全く遜色ないそうです。当然、半分は水ですから排出ガスは減ります。さらにエネコホールディングさんは研究を進め、水の割合を87,5%にする事にも成功していました。そしてガソリンに着手し始めているそうです。

 

現在、水素カー等が話題にもなっていますが、この水素カーは水素で車を動かす為の動力を積んでいます。一昔前の「車を水素で」というのはガソリン車を水素で動かそうという話でした。しかしこのエマルジョン燃料であれば車はそのままで、ハイブリッドカーを凌ぐ燃費になるのです。まぁ、ハイブリッドカーにも入れられる訳ですから順位は変わりませんが。

 

ここからは暗い話です。15年以上前、ガイアックスというアルコール燃料が販売されました。パワーは少し落ちるという話でしたが、価格は安く抑えられていました。パワーダウンも自分の車では分からない範囲でしたが、色々な理由から販売中止になりました。

その当時は分かりませんが、現在の日本の原油消費量は世界3位です。それだけ消費する国のガソリンがアルコール燃料に移行していってしまえば、当然日本の原油消費量はガタ落ちです。そうすると困る人々が、日本国内にもいます。四文字熟語で表すと既得権益です。

本来、代替エネルギーが増える事は喜ばしい事です。電気店で値切るのと同じで、原油の価格を下げさせるカードに使えるんです。実際、日本に原発が出来た時は原油価格をかなり下げれています。

中東のガソリンは既に枯渇しており、貯蔵しているものを売っているだけという国も有るそうです。産油国ですから原油を売らずに金を稼ぐ事は難しく、いずれは経済危機がやって来ます。しかしそういう国に技術提供をすれば、日本が輸入している原油の価格を下げる交渉も出来ますし、極論を言うと、産油国もこの技術で水増した燃料を輸出する事が出来る様になり、次の商売に備える時間が大きく稼げます。

 

しかし日本には大量の油が眠る油田が幾つかあります。船をちょろちょろ寄こしている近所の国が狙っている尖閣諸島もその一つです。それらの開発が出来ない理由の一つも既得権益と産油国からの圧力です。

国連が調査した日本の油田に有る油量は、現在の産油国の商売を明らかに脅かす量ですから、開発を始めた段階で一気に値段を上げられます。もしくは売って貰えなくなります。実用出来るようになる迄には着手から最低5年は掛かりますから、その間を凌げるか… 正に現代のABCD包囲網です。

 

エネコホールディングスさんの素晴らしい点は、その辺りの事情を踏まえてかどうかは知りませんが、16カ国との契約段階に入っている点です。海外で先に火が付いてしまえば外交上中止させ難くなる。当然、産油国からすれば商売の邪魔になる訳ですから、なんかしらのアクションは有ると思います。

しかしこの会社の技術はどえらいものです。それだけに賛否が出る事は間違いありませんが、現在原油価格は下がっているとはいえ、いつまた上がるかは分かりません。なんとか市場に出て来て欲しいものです。

 

車好きにも、家計を預かる奥様にも悲鳴を上げたくなる朗報です。