2015年

9月

06日

ハワイ旅行

 今回自分は4年半ぶりのハワイです。毎年行っていたハワイですが、入籍、結婚式、息子誕生とバタバタし、かなり久々のハワイでした。

ハワイに行く事をSNSで拡散すると、散り散りとなっていたノヴァウニオンハワイの古株たちが「この機にオールドスクールの同窓会をやろう」と盛り上がり、結果、発端である自分を放って盛り上がってました。

旧友との食事、セミナー等色々な申し出があり、家族同伴で有りながらも、多忙のスケジュールとなりました。

 

  遡る事2か月前、RBのキックメンバーであり、オヌマの同級生であるI田、O原、H坂の三人と、水曜キッククラス後恒例の濱正会をしていたところ、

O原「俺ハワイ行きたいんだけど、Ⅰ田結婚式してないんだからハワイでやってくんない?」

H坂「お前フリーになったんだから勝手に行きゃあいいじゃねーか」

O原「社員の手前、理由が無いと行き難いんだよ」

I田「じゃあ俺の株も上がるしやっちゃう?」

という会話から、出産の関係で立ち消えていたI田の結婚式をやる事になり、ハワイ行きが決まりました。




 新郎I田のお気に入りのホテルに皆で泊まり、ホテルのご好意で中庭を借りての挙式。衣装は自分が知っていたムームー(ハワイの衣装)屋を紹介してウエディングムームー、アロハシャツを調達し、ヘアメイクは自分の柔術の兄弟子が開いているヘアーサロン、パーティーはBBQと、ほぼ手作りの結婚式でした。

挙式は人前式で行い、光栄にも保証人には小沼夫妻を選んでくれました。これは前途を考え、消去法で縁起の悪い二人が省かれたのではと思われます。

 式の前日にハワイ入りし、初日はノヴァウニオンハワイ傘下のEightsixxBJJにて、RBで教えているオリジナルの絞め、道着無しのサイドからのエスケープ等をやりました。

ここはMMAに力を入れているので、道着無しの質問が多かったです。自分はノヴァウニオンハワイ時代、他の選手と比べて圧倒的にNO-GIの比率が高かった事もあり、最初はNO-GIのセミナーを依頼されました。

代表のポールは自分の修業時代の筆頭選手で、道場内でも兄貴分でした。いつも豪快に勝っていて、負けた所を見た事が無い。我々は常にポールの背中を追っていました。ダンプカーの様にパワフルな選手。


 二日目は昼に結婚式があり、夜はCVJJという、グレイシーバッハの黒帯のカベリンニャが代表を務める道場。

初対面&行った事が無い道場、プロフェッサー、プロフェッサーと呼ばれ、非常にやり難かったです。

最初にスピーチをお願いしますと言われ、「この中で日本語が分かる人は居る?」と英語で聞き、いなかったので「OKレッツゴー」と、挨拶無しにセミナーを開始しました。

現在のハワイは毎年いくつも道場がオープンして群雄割拠に。この道場も新興勢力で、オープン2年にして300人の会員がいます。しかもUFCジムまで車で3分のロケーション。

他にも、同じグレイシー系でありながらも、嫌がらせで同じビルに道場をオープンしたりと、険悪な状況もあるようです。

 三日目はサパテル(サパテイロ?)BJJ。ここは兄弟ともいえる仲の存在のカイルが開いている道場。この日は黒帯2名、茶帯5人、白帯無しという、中々ハイレベルな環境でした。

 サパテルというのはポルトガル語で靴磨きという意味らしく、足関を得意としていたカイルが、ハワイのブラジル人に付けられたニックネームです。なので延々に足関節ばかりを指導しました。

道場に到着すると、日本人で代表と親し気で有る事から自分をRBの人間だと思った様で、 茶帯の男が話しかけて来ました。

茶帯「君はRBの人?タイジ(今野)の事知っている?」

自分「知っているよ」

茶帯「俺はNYでタイジと一緒に練習した事がある。アレックスと友人だから、アレックスがRBに行った事も知っているし、RB先生のイッペイの事も知っているよ」

自分「俺はイッペイだけど、君の事は知らない」 

茶帯「えぇ?顔が全然変わっている。以前はスキンヘッドだったよね?」 

自分「俺はスキンヘッドだった事は無いよ」と、楽しく会話をしました。そして今野もその男の事は知らないとか。

 

サパテル道場の翌日は二件の食事会があり、その翌日にハワイ島に渡りました。初日はコナの道場でセミナーを行う筈でしたが、「あんな大雨は過去に降った事がない」という悪天候に見舞われ、あらゆる道路が封鎖されて中止になりました。


最終日は島の真逆に位置するBJ・PEN-MMAのウーマンズクラスでセミナー。

普段通りのつまらないトークを交えての指導でしたが、2度の爆笑が取れたので、ここが一番手ごたえが有りました。

前列の左が女性クラスのインストラクターなのですが、めちゃくちゃ飲み込みが早く、技の動作、動作中の一挙手一投足の意味を理解する能力が素晴らしかったです。

終了後、その指導員から「アスガードからの極めを教えて欲しい」と言われ、近代柔術を全く知らない自分は「OK。まずはアスガードを教えて欲しい」と、言い、知っているポジションだったので、教えられました。

右隣りはシャルト師匠。


 最終日は約一時間先生と練習し、「力を抜け、胸を張れ」と、普段自分が言っている事を何度も言われました。凄く新鮮で、基本技術の奥深さを改めて知らされました。

 

セミナー終了後の食事会では、非常に分かり易い授業だった。IPPEIのボディランゲージは物凄く分かり易くて驚いたと受講者に褒めて頂いたのですが、自分的はボディランゲージというよりは、英語で指導をしていたつもりでした。

 

セミナーのスタート前に「IPPEI、俺のサポートは必要か?」と聞かれ、必要ないと答えると「じゃあ銀行に行ってくる。任せた」と、颯爽と出かけました。この辺りはさすがに変わっておらず、ぐっと懐かしくなりました。

技の披露中に「OHhhhh sensei!! sensei!!」と叫びながら戻って来て、相変わらずのテンション。ブラジル人は陽気な人種ですが、この人のユニークさは特筆ものです。性格的には、ラッシュアワーのジャッキーの相棒の黒人そのもの。

食事の際には酒を飲んでいた事も有り、ここでは書けない激しいトークも。

 

ハワイ島には2泊しか予定が無く、大雨で道が封鎖された事で危うく先生との再会が叶わなくなる所でした。普段はメールしても返信が来ない事も多々あり、人によっては「返信は一年掛かる」と言う人も居るくらいのミスターブラジリアンです。その先生が逐一天気予報や警察からの情報を仕入れ、道の状況を調べてこっちが1通返信する間に2通メールをくれるくらいに尽力してくれました。

「自分は何年も先生に挨拶が出来ていない。今回この島に来たのはその為です」と、伝えると、「分かっている。だからこの天気が憎い」と、返信が来ました。実は陽気さ以上に血が熱い人です。自分が黒帯を頂いた日に「明日○○の道場に来い。黒帯最初の練習だ」と、言われ、指定の時間にその場所へ行くと先生は居らず、その道場の代表に「今日はよろしく。グッドブラックベルトが来るからと言われているよ」と、自分の黒帯祝いにセミナーをセットアップしていてくれていました。今回のハワイ島での2カ所のセミナーも先生がセットアップしてくれたものでした。

食事が終わり、駐車場に二人で向かっていると一人の女性が親し気に話し掛けて来ました。女性が去った後に「友達?」と聞くと「イエ~~ス 俺は結婚しているから女性の全ては友達になってしまったのさHAHAHA~」と大笑いしていました。普段は血の熱さは滅多に見られません。そして「また5年後な~」と、去って行きました。

 

おわり